モスクワでクラヴァレの殺害: 群衆がショッピングセンターに殺到

モスクワでクラヴァレの殺害: 群衆がショッピングセンターに殺到
モスクワ:10月13日 (RIA Novosti).

モスクワ郊外のクラヴァレ: 若いロシア人の残虐な殺害を巡って、ショッピングセンターに市民が殺到、警察との争いが起こる。
モスクワ南部で日曜日、落ち着きのなく多くの市民が集会の為に集まった。



この集会のきっかけは10月10日の夜に起こった、ある犯罪である: モスクワの街角にて、若い男性の目前でそのガールフレンドが殺傷された。刺した犯人は、女性にしつこく付きまとっていた男だった。この男はビデオカメラでわかる限り、コーカサス地方出身または中央アジア人であろうということである。男は、犯行の後、すぐに逃走した。

土曜の夜、犯行現場の近くの住人40人以上が集まり、事件の真相を求めた。しかし同時にこの地方の野菜市場(犯行に及んだ男と同じ出身国を含む国々からの多数の移民がここで働く)の閉まる時刻と、移民法の深刻化により、22:30にこの集会は解散を余議なくされた。

翌日現地時間16:00に次の集会が予定された。

日曜日午後の『市民集会』はエスカレートした: 逮捕された集会参加者は、ショッピングセンターをたたき、建物を占拠しようとした。ショッピングセンターからは煙りが上がり、建物から人の避難もやぶさかではなかった、と現地のRIA-Novosti-Korrespondentが伝えた。特殊部隊OMONも招聘された。

あるモスクワの報道関係者(RIA Novosti) は「ローディー容疑と考えられる。」と語る。官庁の夕刻の報告によると7人が逮捕されたということで、検察側では「ローディー」としている。捕えられた者たちを輸送する警察の護送車では、釈放を求める騒動となり、市民は特別任務民警の職員に瓶やごみ箱を投げ付ける始末だった。

警察の詐称によると、『市民集会』への夜半の参加者は、300人から350人にまでに増えたと言う。目撃者の証言によると、参加者は1000人近くで、治安部隊として『現地からは200人余りの警察の動員』がされたという。

野菜市場の現地時間20時には身柄拘束をされた者がいたと、ケーブルテレビが報道した。「ロシア人が殴られている!OMONが棒で殴っている」という叫びも聞こえた、とRimur Olewski(ジャーナリスト)がツイッターで報告した。

警察の上層部は日曜日の午後2時、『地域活動講演の続行』に会い、巡回任務があるということを警察がその時説明した、とモスクワ警察はRIA Novostiに報告する。

官庁ではこの事件に関する実行者に対する扱いはすべて法律に則ったものと強調する。モスクワ市長セルゲイ・ソブヤニンンは犯行の根本的な調査を依頼し、この事件犯罪者とされた者は判決を待っていると報道された。

モスクワの検察所長Anatolo Jakuninは100万ルーブル(2万3000ユーロ以上)をこの殺人犯にかけた。

Duma(ロシア下院)議員のMichail Starschinowは地方警察の創立者である検事総長Juri Tschaikaと本件捜査の代表Alexander Bastrykinを文書で励ました。

『首都モスクワ南部の西Birjuljowoにおける残虐な殺人と市民の動乱は官庁と警察の怠惰による物で、この動乱は起こりえるはずがなかった。』とStarschinowは日曜にジャーナリストに語り、ヌラーヤーレの中心地でコーカサス地方の人々が起こした、ロシアのプガチョフやコンドポガの民族的暴動と比較した。

「今回の件を機に、住民に依存した地方の警察の存在について、再び考えさせられることになった。」と国会議員は語った。Starschikowは重ねて「移民政策」についても議論されなければならないと語る。特に、移民の多い地区を中心に、地方警察(徴兵された者)の役割整えなければならないと国会は発表した。